「深い圧」とは何センチ?豚の筋骨格組織をみる実習へ

先日、わたしがマッサージセラピーとカウンセリングを学んだBMSマッサージセラピースクールに行ってきました。

その日は3年ほどタイミングを待っていた豚肉の組織を見る実習の日でした。

豚さんの骨、椎間板、筋肉、筋膜、腱や靭帯、神経。全身ではありませんが、背骨や肋骨、脚の関節、厚みのあるブロックのお肉など、人間の体にも参考になる部位を実際に触って感触を確かめました。

校長の國分利江子さん(左)

スクールでは、骨と筋肉の大まかな部位を学ぶのではなく、筋肉が骨についている部分や動き、表層から深層まで重なり合う筋肉なども学びます。

ただ、それらは直に触れようと思っても触れられないのでこのように生の組織に直接触れるというのはとてもありがたい機会です。(豚さんの命に感謝。)

もちろん、生きている体の組織と亡くなった体の組織に違いはあると思いますが、知識と照らし合わせながら触れる組織は想像を絶する感触で感動の連続ではしゃいでしましました。「直子さん、無邪気に遊んでいるようでしたね!」と(笑)

 

写真からも多少伝わるかと思いますが、関節のツルツル感!筋膜のシルキーな感じ、神経のプニプニ感、腱のなんとも形容し難い気持ち良い感触。すべてが教科書で学んでいたときの想像をはるかに超える触感でした。

そして、一番の収穫はBMSマッサージセラピーの醍醐味とも言える「痛くない、とても深い圧」を豚さんのお肉の断面を見ながらこの目で確かめられたこと!

校長の利江子さんがボディメカニクス(圧を効率良く伝えられる体の使い方)で母指圧をお肉に加えると…。(下の写真はボディメカニクスを使っていないときのショットなので、全身から圧を生み出す美しい姿をお見せできないのが残念ですが、イメージ写真として載せておきます)

 

何センチくらいまで圧が届いているのが見えたと思いますか?なんと10センチくらい!グググーと筋肉に圧が伝わるのが組織が動くので見ることができました。

人間の体で10センチの厚みって⁇ 太腿やふくらはぎはそれ以上の厚みがある部分もありますが、ほとんどの部位は骨にまで楽々に達する距離です。

 

もちろん、長年マッサージセラピーの練習の受け手に数えきれないくらいなり、利江子さんのマッサージも受けてきたので「深い圧」というのは自分の体で知っていたのですが、客観的に筋肉のどれくらいの深さまで届いているのか?という問いには主観でしか答えることができず、感覚的に捉えていたものが、この日、自分の目で圧の深さを確かめることができて確信に変わりました。

現在はマッサージセラピーはお休みしているのですが、ゆくゆくは筋肉の深層までじんわり圧が届いて緊張がとろけるような筋膜リリーステクニックとTREをコラボレーションさせたセッションをお届けしていきたいと思っています。クライアントさんにどんな感想を持っていただけるのか今から楽しみです。

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