実際の振動を見てみよう| TREの知識を深める②

はじめに

前回の記事では、動物が体を震えわせて回復する動画をご紹介しました↓

今回は人間がTREエクササイズで震えていている様子をご覧いただきます。TREの動き・振動はひとりひとり個性的です。わたしの振動を含め、バーセリ博士のYoutube動画からいくつかご紹介します

TREの流れ

① 筋肉に軽い負荷をかける７つのエクササイズを行います。

公式エクササイズの動画です。日本語は字幕メニュー”自動翻訳”からお選びください。

TREは筋肉の緊張緩和やストレスを下げることを目的とするのであればおひとりで取り組むことができる安全で簡単なエクササイズですが、トラウマ症状の緩和を目的としているのであれば、ひとりで行う前に必ずTREプロバイダーにご相談ください。また、深刻なトラウマ症状をお持ちの場合はひとりでは行わず、より安全に取り組んでいただけるよう、まずは医師や心理士などの専門家にご相談ください。

② 床に寝転がって振動を出します(約15分)

床に寝た状態でエクササイズ７をスタートし、振動を出します。初めてまもない方は脚のみ震える場合が多いですが、回数を重ねていくと全身に振動が広がります。エクササイズは週3～4回、1回15分程度を目安に行います。

TREの振動はひとりひとり個性的

バーセリ博士のYoutubeチャンネルで紹介されているTRE体験者の動画をいくつかご紹介します。

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Part.1

まず一人目は、麻酔科の医師の方です。動画でお話されている一部を抜粋して内容を記載します。

わたしは２つのトラウマ経験をした後にTREを発見し、トレーニングを受ける中で体が自然に震えるのを体験しました。体が震えることに対して医師であるのに自分の体をコントロールできないとは何が起きているんだろうと思いました。医師として震えは病気と関連する体の異常として習ってきて、一度も体を健康な状態に戻すものと教えられたことがなかったからです。そこで震えとトラウマの研究を始めました。そして震えが起きているわたしの体には何も問題は起きていないことがわかりました。体が必要とすることを体が自然に行っていると発見したのです。
長年、首の緊張に悩まされて理学療法、カイロプラクター、スポーツ医学などを試しましたが、どれも助けにはなりませんでした。動画では振動が上半身の方へ広がり、横隔膜、首、右腕のリリースにつながる様子をご覧いただけます。セッションの後はとても深いリラクゼーションを感じることができました。

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Part.2

２つ目は、７歳と10歳のお子さんがいるご家族みんなでTREに取り組まれている動画です。ご夫婦そろってプロバイダーで、お母さんは子どもたちがTREをした後の様子についても語っています。一部抜粋します。

子どもたちと行うTREはどても素晴らしいと感じています。なぜなら、子どもたちはTREをするとリラックスして、笑い合い、簡単に眠りにつくからです。そして二人ともとても活発でさまざまなスポーツをするのですが、TREをすると子どもたちの体がリラックスしていているのを感じられます。そして家族のコミュニケーションやつながりを感じることににも役に立っています。

Part.3

３つ目は、TREで劇的な変化を体験され、プロバイダーになることを決めた方のインタビュー動画です。

わたしは胸に手術跡があり、それは緊急の心臓手術を受けたときのものです。手術後から非常に痛みのある筋肉のけいれんに何度も悩まされて、実際に治るという希望を諦めていました。ほとんど期待をせずにTREを試してみましたが、人生が変わりました。緊張が解放され、身体レベルでのストレスが軽減し、筋肉のけいれんが大幅に軽減されました。1時間半程のワークショップでしたが、わたしの人生が変わりました。TREにとても感銘を受け、プロバイダーになることを決めました。

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この他にも、水泳のオリンピック金メダリストがTREをする様子や世界各国のプロバイダーさんの振動の様子などをご覧いただけますので、ご興味があればぜひバーセリ博士のチャンネルをのぞいてみてください。

  >> https://www.youtube.com/@davidberceli

TREの振動の様子はいかがでしたか？

体がひとりでに振動する様子に不思議を感じる方、もしかしたら振動の様子が奇妙に映った方もいたかもしれません。

振動中は心地の良い柔らかな振動だけでなく、ときに激しめの動きが出てくることもあります。ただ、その波を越えると必ず穏やかさが待っていますので、安心して振動に身をゆだねることができるようになります。

早速、振動を体験してみたい！という方がいましたらセッションでお待ちしていますね。一緒にシェイクして、深いリラクゼーションを味わったり、緊張を解放してより健やかな体になっていきましょう。

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