野外災害救急法 ウィルダネスファーストエイドWFA国際資格認定コースへ

5月下旬、北丹沢で開催された1泊2日のWFAベーシックレベルコース。

アウトドアセッションなどで、山に人を連れていく機会が増えてきたので

いざというときのための「野外災害救急法」を学んできました!

 

 

会場は神ノ川ヒュッテ。ごはんのおいしい山小屋でした (^^)/

 

参加を決める数か月前、道を歩いていたら前の方で

60~70代の男性が突然転倒しました。

あらま!と思って駆け寄ってみると、眉間から血が流れて口の中も血まみれ。

一足先に介抱をはじめていた女性が救急車を呼んでくれていました。

 

救急車を待つ間、わたしにできたことといえば血を拭いたり、水を渡したり。

なにもできない自分を目の当たりにして、これがもし山の中だったら?と

想像したら、これは何か身に着けておく必要があるぞ!との思いに至りました。

 

今回参加したベーシックコースは座学と実技の20時間。

座学で学んだことをすぐに野外に出て実践練習をします。

 

 

心肺蘇生法からアレルギーショックのアナフィラキシー、低血糖や脱水、骨折、

大きな傷を負った場合の応急手当の方法など、盛りだくさんのことを学びました。

 

 

練習では、傷病者役と救助者役に分かれてそれぞれを演じます。

傷がある場合には血のりを使い、メイクで発疹や顔面蒼白にしたりと

リアリティを持たせる工夫もたくさんありました。

 

傷病者は講師の方からどのような状況でどんな症状があるのか設定を聞いて演じます。

救助者には知らされないので、傷病者の状況をその場へいって判断しなくてはいけません。

学んだ手順を踏んで、どこに問題があるのかを見つけていき

その手順の中で必要な処置が出てきたらその措置をします。

例えば、脈がないことがわかったら心肺蘇生法をする

意識がある場合は必要な情報を傷病者から聞き出してなぜそのような経緯に

至ったのか判断材料にするなど。

 

 

はじめは意識があった人が少しずつ意識が遠のいて気を失ってしまうという

想定もあって、演技だとわかっていてもすごく焦ってしまうんですね(笑)

これが、本当に現場だったら平常心で判断することがいかに難しいかと思います。

 

けれども、2日間みっちり繰り返し学んで練習したことによって

受講する前だったら、目の前にいるケガをした人や病気で倒れた人と

ただ漠然と一緒にいて他の救助を待つしかなかったものが

「ここで学んだぞ」「何かできることはないか」という意識に

切り替わることは間違いないと思います。

わたしはお医者さんでもナースでもないので、できることは限られてしまうけれど

救急車がすぐに来ない場所で可能な限りのことをする・できるというのは

不思議な自信として感じられたのでした。

 

そして、収穫の大きかったものがファーストエイドキットの中身!

これまで、必要だと思われるものを用意していたのですが不十分だった!

その内容はまた別途記事にしたいと思います。

 

コースの最後に試験があるのですが、今回の参加者は見事全員一発合格!

自然の中で活動をする人にはもちろんですが、予期せぬ災害などに遭遇したときにも

役立つ内容なので多くの人に受講してもらいたいと思います。

 

写真のウィルダネスファーストエイドガイドがとてもすぐれていて、

頭が真っ白になっても何をすべきかを教えてくれます。山行に必携です!

 

コースの種類や詳しい内容はウェブサイトをご確認ください。

ウィルダネスメディカルアソシエイツジャパン

http://www.wildmed.jp/index.html

 

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