大山 (神奈川県) 標高1,252m に登ってきました!
フィールドワークの場所の下見を見て回っている第一弾!
山と森を歩くことが大好きなので、
自然の中で何かこころの感覚を磨くことができないか
研究を始めました。
自然の中を歩きながら、感覚に意識を向けるとその広がりを感じます。
たとえば、視覚。歩く速度で視線が移っていくので、
たくさんのものが目に入ってきます。
上の写真は小ぶりのあじさいが連なっていた植物。
まるで、花嫁衣装みたいなので
かってに花嫁あじさいと呼ぶことにしました。
こちらは、
クローバーのような植物の葉っぱがハート型をしているもの。
葉っぱを一枚とったら、蝶々に見えますね。新緑の蝶々!
こんな風に、植物の本名は知りませんが、
目に入ってきたもので遊びます。
そして、触覚。味覚。
植物に触れるのはもちろん、
バックパックを背負って歩くからだに意識を向けるのもあり。
なんといっても気持ちがいいのが山の水です。
湧き水は触れるだけで、からだの疲れがとれるように感じて、
滝つぼもとてもいいものです。
大山の神泉があった場所は、そこだけとっても涼しくてエネルギーが
とてもクリアーでした。
登りに下り。
ときには大きな段差を登り、岩を登り、
木のぼこぼこ根っこをまたぎながら下ります。
そのときに、呼吸!息が上がってきたら、
ふぅ~~っと大きく息を吐く。
そうすると自然とたくさんの空気が肺に入ってきて、
安定した呼吸に戻せます。
からだの動きと呼吸のリズムに意識を向ける。
それだけで、十分な瞑想になります。
急な上り坂では、足元しか目に入りません。
そんなときは、聞こえてくる音に集中します。
山の木々の息遣いが聞こえてきて、
自然がありのままのリズムで生きていることを感じます。
自分の中にある雑念、重たいエネルギー、
自然の中では意味がなくなって宙に浮きます。
不安や考え事は自分で作り出したもので、
自然に存在するものではないと感覚的にわかります。
そのギャップをただ感じて、
木々の息遣いに身を任せる感じがとても心地いい。
山頂までの道のりで、きれいに富士山が見える富士見台。
都内にたくさんある富士見坂では
ビルに阻まれて富士山が見えなくなっている坂が増えているけれど、
ここはしばらく大丈夫そう!笑
どうして山に登るのか?と思います。
それは、山には最高に気持ちのいい風が吹くからです。
あ~~気持ちがいい!ただその風を感じたくて登ります。
その風に乗って飛ぶ鳥のように、
こころが自由になって解き放たれるようです。
せっかく国土の70%が山である日本に暮らしているのだから!
多くのみなさんと山の素晴らしさをシェアして、
そしてただレジャーとして楽しむのでなく
自然と自分を「感じる」場所として、
何か伝えていけるものがあればいいなと考えています。
もっともっと深みのある自然体験へ!