食器用スポンジから麻100％「eco麻963(クロス)」に替えました。

2021-05-19

この記事を書いた人

たじりなおこ

TRE(トラウマ＆ストレス解放エクササイズ)で長年の悩みを解消できた経験から「TREをもっと広めたい！」という想いで活動中。2019年国際認定プロバイダー、2024年アドバンスプロバイダー取得。20代半ばからセラピストとして約７年間、解剖学に基づくメディカルマッサージ、フォーカシングをベースにしたカウンセリングを提供。２児の母。TREで健やかな毎日を♡　
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今、マイクロプラスチックの問題がニュースなどでも取り上げられていますね。

分解されないプラスチックが小さく小さくなって、魚が体内に取り込んでいたり、空気中に浮遊していたり、一説によると人も1週間にクレジットカード1枚分のプラスチックを摂取しているという話もあるようです。この話を思い出す度に、なぜか自分がクレジットカードをバリバリ食べているイメージが頭の中に湧いてきます(笑)

プラスチックの恩恵を大いに受けて生きているわたしですが、やっぱり環境負荷が小さいものを選べるのであればそちらを選択した生活にシフトしていきたいなと思っています。大きい視点でみたらわたしの小さい行動なんてそれこそマイクロミクロンサイズですが、地球の大いなる自然と人間の活動が調和のとれた地球を夢見て小さな一歩。

プラスポンジから天然素材へ

さて、食器用のスポンジですが、元々普通のスポンジを使っていたんです。母に教えてもらった、丈夫で長持ち、汚れを落としやすい有名企業のスポンジです。本当にへたり知らずでした。でも今年に入ってから、生活用品の脱プラしていこう！と思い立ってスポンジをやめることにしました。

まず試したのが天然繊維素材100％のセルローススポンジ。

間伐材が原材料で植物の線維を発泡させてつくられたスポンジで、土に埋めれば自然分解されて土に還るそうです。スポンジとしての使い心地は悪くなかったのでしばらく使っていたのですが、1か月も経たないうちに少しずつボロボロになってしまうんですね。我が家は台所用洗剤は液体せっけんをつかっているのですが、カレー（おそらくターメリック色素）とせっけん成分が混ざるとスポンジがピンク色に変色してしました。

ボロボロになってきたピンクに変色したスポンジ…。使っていてあまり気持ちいい感じがしなくなってしました。

そして、次に思い立ったのが「びわこふきん」。こちらは琵琶湖の水質を守るためにつくられた経緯のある綿100％の布です。ただ、我が家は夫もよく食器洗いをするので、「布じゃ洗いづらいんじゃない？」と言われてしまい…。

そんなこんな迷っているうちに知人がFacebookで「eco麻963(クロス)」を紹介してくれていたのが目に入りました。麻100％の布ということに加えて、製作が聴覚障がい者施設の方々の手づくりということで、なんてハッピーな布！と感動して2枚注文してみました。

夫が使わなくても、わたしが使えばいいし～♪

麻は天然繊維なので燃やしても有害物質はでないですし、土に埋めればバクテリアが分解してくれます。そして、この麻はジュートと呼ばれる種類の麻で成長過程では普通の木と比べて5～6倍二酸化炭素を吸収するそうです（参考：https://asabo.jp/knowledge/jute/）。

石油は採り続けたらなくなってしまうものですが、植物であれば種を植えて育てて、また種をとって…とずっと循環していくことができます。その育て方の環境影響のことを考えたり、輸入にかかる燃料…なんて考え始めたらきりがないのですが、とりあえずプラスチックのような長年自然分解されないゴミにはならない。植物性ってそこがやはり強みではないかと思います。