インドの聖者 アンマ来日プログラムへ ダルシャンを受けてきました


この記事を書いた人

たじりなおこ

TRE(トラウマ&ストレス解放エクササイズ)で長年の悩みを解消できた経験から「TREをもっと広めたい!」という想いで活動中。2019年国際認定プロバイダー、2024年アドバンスプロバイダー取得。20代半ばからセラピストとして約7年間、解剖学に基づくメディカルマッサージ、フォーカシングをベースにしたカウンセリングを提供。2児の母。TREで健やかな毎日を♡ 
▶プロフィール詳細


先日、インドの聖者アンマ(正式名マーター・アムリタナンダマイー)のダルシャン(抱擁)を受けてきました。

(アンマ来日プログラム http://www.amma-rainichi.org/

 

アンマは人々を抱擁するツアーで世界を周り、慈善活動などをしている聖者です。

インドには街のようなアシュラムがあり、病院や大学などもつくっています。

こどもも大人も、重大な感染病を持っている人でさえみな等しく抱きしめてくれるというアンマ。

これまでに3400万人の人を抱きしめてきたそうです。

 

昨年、夫がで訪れて今年は家族みんな(夫、わたし、1歳の息子)で行こうという話になっていました。

行く前は、見知らぬインド女性にハグされるってどういう感じなのか?

なぜこんなにも多くの人が抱擁を受けに集まるのか?

宗教色が強くて何か異色な感じなのではないか?

などの疑問や不思議さを感じていました。

 

当日は少し出発が遅れてしまい、到着したのは開演30分後くらい。

すでに壇上ではアンマの抱擁が始まっており、会場内のいくつかのブースではボランティアの方々が

アンマ関連の書籍やお花、インドの品物などの販売をしていました。

会場内にはたくさん椅子が並べられていて、抱擁の順番を待つ間はこの席で座っていられます。

(わたしはてっきり立って並んで待つのかと思っていたので!)

そして、壇上の横に設置されたスクリーンにはアンマが抱擁している姿がライブで映し出されていていました。

途中からはアンマのお弟子さんと思われる方々のマントラ(っていうのかな?)が心地よく響いていました。

 

わたしたちはまず、入口で整理券をうけとってから、ケアサポートラインの受付へ。

ケアサポートラインというのは高齢者や妊娠中の方など長時間待つのが難しい方が

優先的に案内してもらえるというシステムです。4歳までのお子さんを同伴している家族も対象なので、

我が家もこちらに並ばせてもらうことにしました。案内の方からこのラインに並んでも

30分~1時間くらいは待つことになると思いますとお話がありました。

ということで、動きたい盛りの息子は席に座って順番を待てるはずもなく(笑)

会場内を歩き回るのを追いかけ、抱っこして歩き回り…と疲れたところでお昼の時間になったので

軽食を販売しているブースでパンとホットケーキ、、トゥルーシーティーを買って、いただきました。

他にパウンドケーキやマフィン、コーヒー、チャイなどが用意されていて、

昼にはダルカレーの販売もしていましたよ♪

 

そして、お腹も満たされたところで、順番がわまってきました。

壇上にも順番待ちの椅子があってひとりずつ案内されるのですが、進むごとにちょっとドキドキ(笑)

なんだか気分が高揚してきて、目がうるうるしそうな感じ。

小さい子はお父さんが抱っこをしたまま抱擁を受けるのが通常のようで息子は夫にバトンタッチ。

 

順番待ちの最後はアンマの前にひざまずいて待ちます。

わたしがアンマの近くで感じた印象は大地に根を張る母のエネルギーが太い感じ。

神様は「柱」で数えるらしいのですが、そんな印象でまるで地と天をつなぐ巨木のようでした。

まずは、夫と息子の抱擁から。わたしはその後ろでひざまずいてみています。

と思ったら~!息子が泣きはじめる!ありゃ!後ろであやす私。泣き止まず!

必死に「いないいないばあ」をするもむなしくそんな感じのまま夫の番は終わり(笑)

 

次はわたしの番。

お花を渡して、アンマの胸の中へ。

わたしの背中に回されたアンマの腕が近づいたり離れたり、側近の人と何か話してる。

ん?このままでいいのかな?と思った瞬間、ギューっと頭を胸元へ近づけられて耳元で

「ドウシマシタ、ドウシマシタ」と繰り返し言われました。「愛しい娘」という意味らしいです。

 

抱擁を受けたときの印象は、アンマという「個人」ではなく、大きな空間に抱かれている不思議な感じ。

人とハグするときの微妙なエネルギーのやりとりが完全になくて、ただ抱かれるという感じでした。

そして、ふっと離れた瞬間にわたしの口から自然に「ありがとう」という言葉が出てくると同時に

アンマと目がバシッーと合いました。なんとも、その一瞬

アンマが見えている像とオーバーラップして宇宙みたいなビジョンのようなものが見えて

(目で見えたというより「目で感じた」という方が近いかも?)

普段はそんなもの見えることなんてないので、とにかく圧倒されてしまいました。

というのもつかの間、後ろで待っていた夫に抱かれた息子がまた泣き出す!

大きな声が出たので、アンマも目を丸くして息子に向かって満面の笑みをみせてくれました。

あぁ、なんて素敵な笑顔なんだろう!と感激。泣いてくれた息子に感謝(笑)

そしてアンマがバラの花を息子に向かってはらっと散らしてくれて、

わたしの手の中には数枚の花びらとチョコが。

これはプラサードといって聖なる贈り物として抱擁を受けた人に渡されるものだそうです。

 

わたしの抱擁が終わってからその間、ほんの数十秒の時間だったと思いますが、

今でも詳細に覚えているくらいものすごい印象が残りました。

間近で抱擁しているアンマを見ると本当に嬉しそうで、

ほとんど休憩をしている様子もないのに疲れるどころか本当に喜んで抱擁をしているようでした。

 

抱擁が終わったあとはしばらくアンマの近くで座っていられる席が設けてあるのですが、

息子がグズグズしているのでわたしたちは早々に壇上を下りました。

そのあと、ブースで販売されていたトゥルシーの苗木を買って会場を後にしました。

家に帰ってから、アンマの抱擁をうけた後しばらくの間、わたしの存在の3分の1くらいが

どこかにぶっ飛んでいるようだったと夫に言われました(笑)

 

たしかにあの目が合った瞬間の印象がすさまじかった。

ただ、これは本当に個人的な体験で、アンマの印象なども夫が感じたものとわたしが感じたもので

違いがあるので、人それぞれ違う印象や体験になるのだろうと思います。

 

「聖者」と呼ばれる方に初めてお会いして、無私の心で活動をしている人が本当に存在することを強く意識しました。

何かを実現したいと思ったときに、思うだけでなく、それを実際の行為として行うことの重要性を目の当たりにし、

アンマの真実というものに触れた感じです。うまく言葉で表現できないのですが(泣)

行く前はどうかな~と思っていましたが、抱擁を受けた後はすっかりアンマに惚れてしまい、

また来年も行きたいと思いました。

お弟子さんが書いた本を読み、アンマを知れば知るとほど、少しでも同じような存在に近づきたいと思うのでした。

 

※この記事は2016年来日プログラムの様子です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

アンマ公式サイト http://www.amma.jp/web/

目次